伝えたいなって思うことを書いてみた

本や映画やYouTubeから学んだ大切なことだったり、外で知り得たいい情報を発信していきます。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 スコット・ギャロウェイ

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iPhoneを使ってインスタやYouTubeで見た商品をamazonで購入する。

 

この行動に【Google,Apple,Facebook,Amazon】の4社が全て

入り込んでいることに気づいているだろうか?

 

この本は、これらの企業の頭文字をとってGAFAという四騎士と表現している。

 

GAFAは幸せをもたらす四騎士なのか、ヨハネの黙示録に出てくる

「地上の人間を殺す権威」を与えられている四騎士なのか?

 

どちらも答えはイエスとし、この四騎士がどのように私達の生活に入り込めるように

なったか?

 

そしてこの四騎士に続く五番目の騎士はどこなのか?GAFA時代以後私達は

どうしていくべきかなどが書かれている。

 

GAFAとは

 

▪️アマゾン

消費者の自宅に商品を届ける、いわゆるラストワンマイルのインフラへ、かつてないほどの巨額の資金を注入し、「地球上最大の店舗」となった。最近はアマゾンエコーやアマゾンゴーで実店舗を持ち始めた。時価総額ウォルマートの2倍の4329億ドルとなっている。

 

■アップル

全世界のスマホのマーケットシェアは14.5%であるのに対し、利益シェアは79%

を占めている。低コストの製品を高級ブランド品として売ることに成功している。

創業者スティーブ・ジョブスイノベーションエコノミーのキリストとして崇められ

まるで宗教のような存在である。

 

フェイスブック

世界人口の75億人のうち、12億人が毎日関わりをもっている。

ユーザーはこのソーシャルネットワークである「フェイスブック/

フェイスブックメッセンジャー/インスタグラム」に1日50分費やしている。

私達の行動を分析し、より近い広告を表示させている。

 

■グーグル(YOUTUBE

現代人にとっての神であり、知識の源である。常に身近に存在し、私達の奥深い秘密

を知っている。毎日35億人の質問からデータを集め、消費者行動を分析している。

その私達のひいきのブランドはグーグルが教えてくれることになった為

従来のブランドとメディアの死刑執行人と言われている。

 

 

どのように私達の生活に入り込んできたか

 

なぜこの4社はこれほどまでに巨大となったか、テクノロジーによる低コストの

大規模化は大前提にあるが、進化心理学の見地からすると

成功するビジネスはどれも体の3つの部位のどれかに訴えかけるものである。

 

 

その3つとは脳、心、性器である。

 

脳はコストと利益重視し、よいことと悪いことを瞬時に天秤にかけ行う合理的

判断を下している。

 

心は巨大な市場であり、買い物を含めてほとんどは感情によって動かされている。

心は脳の意思決定を下せる数少ない力の1つである。しかし、アマゾンやグーグルに

よって、トップブランドのシェアは低下、売上も減少しつつあるのだ。

 

 

そして性器。性器に訴えるブランドは繁盛している。子孫をつくるという切実な本能と

欲望を刺激するからである。男は自分の力と富を見せびらかそうとし、女はできるだけ

多くの求愛者から最も見込みのあるパートナーを選ぶという本能的な行動の為に手段に

なるのである。

 

 

GAFAはこの3つのうちどれかを満たしている。

 

グーグルは消費者に最高の答えを与えてくれることから脳へ

アマゾンは欲しいものを探し手に入れようとする脳と、ものをつかむ指へ

フェイスブックは友人や家族と結びつけるものとして心へ

アップルはそのラグジュアリーブランドが性的な魅力を手に入れたい気持ち(性器)

 

へ訴えている。

 

 

そしてこの四騎士に続くのはどこか?

 

アリババ(中国最大のネット通販会社、流通総額は世界最大)

テスラ(電気自動車を高級ブランド品と位置づけたり、ロケットを飛ばしている)

ウーバー(タクシーに変わる新たな輸送手段として81ヵ国581都市で展開し成功している)

エアビーアンドビー(世界最大級の民泊サイト、シェアリング業界で第5の騎士に近い)

 

リンクトインウォルマートマイクロソフトIBM・・

 

様々なところが挙げられているが、いずれも課題を抱えており、これ以外の企業が

 

第五の騎士になる日が来るかもしれない。

 

GAFA以後の世界で生き残るには

 

現在は優秀な人間にとっては最高の時代であるが、平凡な人間にとっては最悪の

時代となってしまった。いまほと億万長者になるのは簡単で、百万長者になるのは

難しい時代はかつてなかった。

 

この本はアメリカ人に向けに書かれている気がするので抜粋⇊

 

競争と製品のサイクルが早く、失敗も成功もすぐ結果が出るから

振り回されず自分の熱意を上手にコントロールしていくこと。

 

強い自意識を持ちストレス下でも落ち着いて学んだことを応用できるようになる。

 

新しいものを受け入れること、なぜならば、ビジネスを支配している四騎士を

使いこなせなければ、ビジネスは次第にできなくなるから。

 

好きなことではなく得意なことキャリアを磨き、その道のプロを目指す。

自分のキャリアをよく見せる。ひとつの手段としてソーシャルメディアを使う。

 

一番幸せなのは、稼ぐ以上のお金を使わないこと。

 

 

四騎士を理解することは絶対に必要である。

それは今のデジタル時代の先行きを予測し

あなたとあなたの家族の為の経済的安定を築くためのより大きな力となる。

 

 

 

私達が使っているGAFAを理解するのに非常に勉強になった本です。

 

おススメです!

七つの会議 池井戸潤

虚飾の繁栄か、真実の清貧かー

 

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この本は企業の組織中で働くサラリーマンであれば、絶対読んで欲しい本である。

 

 

ある大企業での様々な会議に絡めて、働く人々の苦悩や葛藤、人物像の想い、徐々に明らかになる不正が、非常にリアルに描かれている。

 

 

今年映画化もされ、大注目の映画でも予告編で問いかけがあるように

 

「全ての日本人に問う。働く事との正義とは?」

 

 

まさにこのことを考えさせられる作品である。

 

高度成長期を経て染みついたマインドを未だに抱え、

 

組織のルールには何があっても絶対に従わなければならないと

 

苦しんでしまうサラリーマンが未だに多いのではないかと思う。

 

日本の企業が抱えていると思われる問題を

 

赤裸々に伝えていると感じた。

 

 

自分にとっての会社とは何か?

 

組織とは何か?

 

商売とは何か?

 

職場環境は誰が作り上げていくものか?

 

手段が目的になっていないか?

 

自分は何の為に働いているのか?

 

 

最後に印象に残った2つの言葉を紹介する。

 

「金は後からついてくる。客を大事にせん商売は滅びる。」

 

「ただいたずらに過ぎ去っていった日々はもう取り戻すことはできないけれど

 未来なら変えられる。

 そして変えるためには、まず自分から変わらなければならない。

 

 

本質を付いているし、とても大事なことだと思う。

 

 

ビジネスとは何か、働くとは何か

 

を考えさせられる小説でした。

 

映画も是非観ていただきたい!

 

 

日本進化論 落合陽一

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世の中に次々と現れる新しいテクノロジー、理解できているか?

 

ついていってるだろうか?

 

自分にはもう無理だと諦めてないか? 

 

私もその部類であった。

自分でフタをして見ないようにしていた。

 

 

今日から少し気にして新しいテクノロジーにチャレンジしてみよう。

 

 

なぜならば苦手意識のある私たち大人(一部の人は違うと思うが)が、先端のテクノロジーを理解しようと努めていくことが、これからの日本の未来を創ることに繋がるからだ。

 

 

この本は著者が衆議院議員小泉進次郎氏と共同企画で行った

「平成最後の夏期講習ー人生100年時代の社会保障とPol・iTech」

での議論のまとめをもとに書かれている。

 

 

日本がこれから何十年も続く人口減少傾向の中にあっても、人々が幸せに暮らせる

社会を作るには

 

政治(Politics)とテクノロジー(Technology)の融合

⇒ポリテック(Pol・iTech)

 

という概念が重要なカギを握る。

 

 

日本は他外国と比較して社会システムにテクノロジーの導入が遅れている。

 

 

日本と同じく高齢化社会を迎えているデンマークは産業構造の転換と行政の効率化を

 

進め、日本とは違い安定した経済成長を続けている。

 

 

 

この遅れている理由を著書を参考にまとめると以下が原因だと思う。

 

まず大前提は、日本が未来への投資を十分して来なかったから

 

なぜか?日本の政治家はテクノロジーに対するアレルギーが強い人が多いから

 

なぜか?日本はいわゆるシルバー民主主義社会の為、そういう政治家が多く当選してきたから

 

なぜか?何十年先の日本の課題を解決するテクノロジーの導入を訴えるよりも高齢者に優しい社会をつくると訴えたほうが、選挙に当選しやすいから(①)

 

 

なぜか?有権者で、65歳以上の高齢者が多いのにも関わらず、かつ若者の投票率

少ないから。高齢者の多くは数十年先の未来のことはなかなか考えづらいから①の候補

者を自然と優先してしまいがち。

 

 

この背景にあるのはやはり、私たち大人の中にある「固定化された価値感」の存在であると思う。

 

 

固定化された価値観とは高度成長期につくられた終身雇用を前提とした同じような

働き方、同じような暮らしによる幸福の保障的なもの。

 

しかし、GDPが減少傾向にある日本においてはこのシステムの維持は難しくなった。

 

大多数を占める有権者である私たち大人が過去の価値観から抜け出さなくては

日本の未来を創って行けないのだ。

 

 

その為には、私たち大人がこれからの日本において本当に大切なことをしっかり学び、情報発信していくことが大事だと思う。

 

 

 

よってこの著書が訴えるように

このポリテックという概念を推進し、過去ではなく未来に投資できる社会を創っていくことである。

 

 

 

この本は、様々な分野における日本の問題点や、問題点の解決の方向性が書かれており

本当に勉強になる本でした。

 

おススメです!!

 

 

 

 

SHOE DOG  ~靴に全てを~ PHILLKNIGHT ナイキ創業者の物語

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自分が心からやりたいことをやりなさい。

そうすれば他のことは自然についてくる。

by フィルナイト (ナイキ創業者)

 

 

世界的シューズメーカーのナイキは、日本のオニツカ社(現アシックス)の

オニツカタイガーを輸入しアメリカで販売をしたことから始まっており、

実はオニツカ社や日商岩井(現 双日株式会社)という日本企業と密接に関わっている。

 

フィルナイトの創業当時からの誰もが驚く行動力と、どんな困難があっても

信念を貫き諦めなかった姿勢が、ナイキをここまでの世界的な企業に

していったのだと、この本を読んで良く分かった。

 

まだ会社もお金もないにも関わらず、当時のオニツカタイガーの品質と低価格に目をつけ、オニツカ社へ出向き

アメリカでの販売権を得る交渉に行くところは、まさに成功を最速で収める

成功者の動き方に他ならないと感じた。

 

まさにこの名言の通り、やりたいことをとことん突き詰めていった結果であると思う。

 

SHOEDOG(シュードッグ)とは靴の製造、販売、靴以外の

ことは何も考えず、何も話さない人のことをいうそうだ。

 

 

この本には眼から鱗が出るようないい言葉があったので抜粋する。

 

 

・思った以上に時間は短く、人生は朝のランニングのように束の間である。

 

・世界は馬鹿げたアイデアでできている。歴史は馬鹿げたアイデアの連続なのだ。

 

・インスピレーションは日常のものから湧いてくる。

 

・ルールを守ったことでなく、ルールを破ったことが人々の記憶に残る。

 

・競争に勝つことは比較的簡単なこと。

 自分に勝つことはゴールラインのない永遠の挑戦。

 

・純資産や流動資産よりも人に必要なことは自信だ。

 

・ビジネスはお金を稼ぐことではない、人体には血液が必要であるが

 血液を作ることが使命ではないのと同じことだ。

 

・単に生きるだけではなく、他人がより充実した人生を送る手助けをするのだ。

  

この本は、シューズ好きのお客さん(まさにSHOEDOG!)

に薦めてもらった本です。

 

生き方そしてビジネスとは何かをフィルナイトの人生を通して学ぶこと

ができます!

 

おすすめです!

 

メモの魔力

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メモには魔力がある。

 

このことを最近、本当に実感しつつある。

 

この本はメモが凡人でも魔力を与えてくれることを教えてくれる。

 

 

メモを取る目的は大きく2つある。

 

1つめは、記録を取る為。

よく言われる、何かの情報を記録しておく為の一般的なメモのことである。

 

 

2つめは、知的生産の為である。

この2つめのメモによる魔力がすごい。

 

 

知的生産の為のメモを行う流れとして

「ファクト⇒抽象化⇒転用」を行うとより思考が深まる。

 

つまり事実を記録し(ファクト)、その事実から本質を捉えることを行い(抽象化)

そしてその本質から、何がこの後起こるのか?何ができるか?(転用)

を書き留めるのだ。

 

世の中の成功者などが、普段の何気ない出来事を見て「これだ!」と思いついて

事業を起こす場面はよくテレビなど見ると思うが

成功者は一瞬でこの知的生産の作業をやっていると思う。

 

もちろん普段から考え、思考が深まっているからこそ

この知的生産の流れが染みついているからた。

 

凡人の私はメモを取ることでこの訓練をしなければならない。

 

 

メモを取ることでこの5つの能力がつく。

 

・アイデアを生み出せる

・情報を素通りしなくなる

・相手のより深い話を聞き出せる

・話の骨組みがわかるようになる

・あいまいな感覚や、概念を言葉にできるようになる

 

 

20歳を超えると、だんだんと物事の記憶は定着しなくなり脳は衰えてくるそうだ。

 

これだと思ったアイデアも1日後には忘れている。

 

まずメモ帳を買い、とにかくメモを取ろう。

 

世の中のみんなが、会話しながらひたすらメモを取り出したら変な世界だが

 

私はやり続けたいと思う。

 

いや、やり続けるしかないのだ。

なぜ「それ」が買われるのか? 

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最近、買い物が面倒になっていないか?

 

買いたいけどなんだか選べない。

 

それは気のせいではない。

 

理由がある。

 

大きな理由が3つ。

 

①情報の信じられないほどの増加

スマホによる情報のシャワー状態。信じてしまいそうなデマの拡散。

 

②買い方の多様化

⇒販売チャネルの多様化、インターネットショッピング、CtoCビジネス(メルカリ)の登場

 

③生活者がかけられる労力の減少

⇒共働きやシニア世代の労働、介護など1人当たりの役割の増加

 

 

買い物欲はあるのに買えないという現象が起きている。

 

人は「労力はかけたくないが、やはりいいものを自分で選びたい」のである。

 

なんと贅沢な生き物(笑)

 

 

よって売る側にとって大事なことを抜粋すると

 

生活者の労力を削減しつつ、その人にとって魅力的な商品/サービスばかりに絞られた「枠」の中から商品を吟味する楽しみを同時に提供する仕組み「枠づくり」戦略が重要ということである。

 

 

枠づくりに成功している商品はいかの3つのどれかが当てはまっている。

 

「これでいい」として選ばれる商品・サービス(積極的妥協)

 

「これがいい」として選ばれる商品・サービス(生活発見を提案する)

 

「これしかない」として選ばれる商品・サービス(消費だけなく参加する)

 

 

モノは売れない時代、モノ消費からコト消費へ、そのコト消費のヒントが

 

枠づくり戦略に詰まっている。。。

 

 

この本は、いまの時代に売る為にはどうしたら良いかが学べる本です!

 

おすすめです。

 

 

仕事の質は睡眠の質で決まる!

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仕事の質は睡眠の質で決まる!

 

睡眠大切にしていますでしょうか?

 

仕事の生産性をあげたいのであれば、やり方云々よりも

その時のパフォーマンス力を高めてますでしょうか?

 

パフォーマンス力向上には睡眠の質が大切です。

 

睡眠不足の脳は集中力が低下し、仕事の質も

悪くなります。

 

この本は睡眠の大切さを簡単に教えてくれる非常に短めの本ですので

 

おすすめです!

 

大事なこと3つ

 

1・眠りに関係のない物を寝床に持ち込まない

(寝床は寝るところと意識付け!スマホ、本は禁止)

 

2・睡眠効率を85%以上にする

(ふとんに入って寝るまでの時間、目が覚めてから起きるまでのを15%にする!)

 

3・起床時間をそろえて15分でも早寝する

(1週間、1か月単位で絶対を増やすことが睡眠不足解消に効果的です!)

 

睡眠を制するものが人生を制する。

 

寝ながらスマホは今日から禁止しましょう!