伝えたいなって思うことを書いてみた

本や映画やYouTubeから学んだ大切なことだったり、外で知り得たいい情報を発信していきます。

日本進化論 落合陽一

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世の中に次々と現れる新しいテクノロジー、理解できているか?

 

ついていってるだろうか?

 

自分にはもう無理だと諦めてないか? 

 

私もその部類であった。

自分でフタをして見ないようにしていた。

 

 

今日から少し気にして新しいテクノロジーにチャレンジしてみよう。

 

 

なぜならば苦手意識のある私たち大人(一部の人は違うと思うが)が、先端のテクノロジーを理解しようと努めていくことが、これからの日本の未来を創ることに繋がるからだ。

 

 

この本は著者が衆議院議員小泉進次郎氏と共同企画で行った

「平成最後の夏期講習ー人生100年時代の社会保障とPol・iTech」

での議論のまとめをもとに書かれている。

 

 

日本がこれから何十年も続く人口減少傾向の中にあっても、人々が幸せに暮らせる

社会を作るには

 

政治(Politics)とテクノロジー(Technology)の融合

⇒ポリテック(Pol・iTech)

 

という概念が重要なカギを握る。

 

 

日本は他外国と比較して社会システムにテクノロジーの導入が遅れている。

 

 

日本と同じく高齢化社会を迎えているデンマークは産業構造の転換と行政の効率化を

 

進め、日本とは違い安定した経済成長を続けている。

 

 

 

この遅れている理由を著書を参考にまとめると以下が原因だと思う。

 

まず大前提は、日本が未来への投資を十分して来なかったから

 

なぜか?日本の政治家はテクノロジーに対するアレルギーが強い人が多いから

 

なぜか?日本はいわゆるシルバー民主主義社会の為、そういう政治家が多く当選してきたから

 

なぜか?何十年先の日本の課題を解決するテクノロジーの導入を訴えるよりも高齢者に優しい社会をつくると訴えたほうが、選挙に当選しやすいから(①)

 

 

なぜか?有権者で、65歳以上の高齢者が多いのにも関わらず、かつ若者の投票率

少ないから。高齢者の多くは数十年先の未来のことはなかなか考えづらいから①の候補

者を自然と優先してしまいがち。

 

 

この背景にあるのはやはり、私たち大人の中にある「固定化された価値感」の存在であると思う。

 

 

固定化された価値観とは高度成長期につくられた終身雇用を前提とした同じような

働き方、同じような暮らしによる幸福の保障的なもの。

 

しかし、GDPが減少傾向にある日本においてはこのシステムの維持は難しくなった。

 

大多数を占める有権者である私たち大人が過去の価値観から抜け出さなくては

日本の未来を創って行けないのだ。

 

 

その為には、私たち大人がこれからの日本において本当に大切なことをしっかり学び、情報発信していくことが大事だと思う。

 

 

 

よってこの著書が訴えるように

このポリテックという概念を推進し、過去ではなく未来に投資できる社会を創っていくことである。

 

 

 

この本は、様々な分野における日本の問題点や、問題点の解決の方向性が書かれており

本当に勉強になる本でした。

 

おススメです!!