メモの魔力
メモには魔力がある。
このことを最近、本当に実感しつつある。
この本はメモが凡人でも魔力を与えてくれることを教えてくれる。
メモを取る目的は大きく2つある。
1つめは、記録を取る為。
よく言われる、何かの情報を記録しておく為の一般的なメモのことである。
2つめは、知的生産の為である。
この2つめのメモによる魔力がすごい。
知的生産の為のメモを行う流れとして
「ファクト⇒抽象化⇒転用」を行うとより思考が深まる。
つまり事実を記録し(ファクト)、その事実から本質を捉えることを行い(抽象化)
そしてその本質から、何がこの後起こるのか?何ができるか?(転用)
を書き留めるのだ。
世の中の成功者などが、普段の何気ない出来事を見て「これだ!」と思いついて
事業を起こす場面はよくテレビなど見ると思うが
成功者は一瞬でこの知的生産の作業をやっていると思う。
もちろん普段から考え、思考が深まっているからこそ
この知的生産の流れが染みついているからた。
凡人の私はメモを取ることでこの訓練をしなければならない。
メモを取ることでこの5つの能力がつく。
・アイデアを生み出せる
・情報を素通りしなくなる
・相手のより深い話を聞き出せる
・話の骨組みがわかるようになる
・あいまいな感覚や、概念を言葉にできるようになる
20歳を超えると、だんだんと物事の記憶は定着しなくなり脳は衰えてくるそうだ。
これだと思ったアイデアも1日後には忘れている。
まずメモ帳を買い、とにかくメモを取ろう。
世の中のみんなが、会話しながらひたすらメモを取り出したら変な世界だが
私はやり続けたいと思う。
いや、やり続けるしかないのだ。