劣化するオッサン社会の処方箋
組織のトップは世代交代を経るごとに劣化していく。
私は衝撃とともに、かなり腑に落ちてしまった。
最近、組織のリーダーでもあるいい歳したオッサン達の不祥事が続いている理由がこの本を読んでわかった。
このオッサン達は社会人としての大切な時期、つまり入社して10年ぐらいをバブル絶頂期に過ごした為、会社や社会が示すものに乗っかっていれば、豊かで幸福な人生が送れると思っているからだ。
また組織というものも必ず劣化してしまうものだということも理解ができた。
ゼロから組織を作り上げた際、最初のトップは一流でも、その後、組織の中でもっとも人数が多い三流から圧倒的支持を指示を得てしまうのは二流になってしまう。三流には一流のことが理解出来ないからだ。さらに後を継いだ二流は一流を排除しようとし、支持をしていた三流が権力を持つようになり、益々組織は劣化していく。
恐ろしさといったら半端ない!
ではどうすればいいか。
劣化したオッサンへの戦い方としては、オピニオン(意見)とエグジット(脱出)を行使出来るようにモビリティ(知的戦闘力)を高めること。
つまりどのような場所でも生きていける為のスキル・知識を習得する、今いる場所を「いつでも出ていける」ような状態にする為に学び続けること。
なぜならばオピニオンとエグジットをしないと益々劣化したオッサンによる劣化したオッサンの拡大再生産が繰り返されるからであると著者は伝えている。
この本を読んで劣化したオッサンにはならないよう勉強すること、会社の外でも通用するようなスキルを身につけることもっとやらなきゃと決意しました。
とても良い本でした!
オススメです!
https://www.amazon.co.jp/dp/4334043739/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_7mRlCbWS4JTS6
またこの本の内容に近いことを鴨頭嘉人さんが講演で非常に簡潔に話してましたので、是非参考にして下さい!